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2021.11.16
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Food security
Food security
世界各地で異常気象が頻発し、農業への打撃が甚大になっています。
猛暑、干ばつ、豪雨、豪雪、台風、ハリケーン等の自然災害によって農産物の収穫量が減少し、需給が逼迫して高騰する懸念が報じられています。
日本政府は、2050年までに実現を目指す「みどりの食糧システム戦略」の概要を発表しました。
これは、地球温暖化や自然災害、ESG(環境・社会・企業統治)など、長期視点から食料の安定供給のための対策として、下記の項目を挙げています。
1. 化学農薬の使用量を50%低減
2. 輸入原料や化石燃料を原料とする化学肥料の使用量を30%低減
3. 耕作面積に占める有機農業の面積を25%(100万ha)に拡大(現状は0.5%)
4. 農林水産業のCO2排出ゼロ化
5. 30年までに食品製造業の労働生産性を最低30%向上
1.2.→現在のところ日本の農産物残留農薬が欧州連合(EU)の基準を数十~数百倍超えており、輸出できない。
3.→イタリア、フランス、、米国には200万ha、中国は300万haの有機農園が既にある。
日本の食料自給率(カロリーベース)は、令和2年度は37.17%となり過去最低となりました。
特に主要穀物の自給率は小麦15%、大豆6%、トウモロコシ0%と瀕死の状況です。
日本はこれらの農産物や畜産類を海外から安く輸入調達するために、遺伝子組換種子や成長ホルモン剤(エストロゲン)を使用したものを選択しなければならない状況に陥りつつあります。
食料政策は、国の安全保障上、最も基本的重要な項目です。先進国といえる国はすべて100%以上の自給率を誇っています。
自国民向けの食糧を十分に確保したうえで輸出力も確保しておけば、世界的な災害で物流が止まっても国民は飢えることがありません。
国は生産者を手厚く支援し、日本人が安心して食べられる農産物や畜産物をスーパーに並べてほしいものですね…..rangert1
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