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2021.11.29
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Omicron shock
Omicron shock
今月初旬、南アフリカで確認された新型コロナウィルスの変異株B.1.1.529、名称「オミクロン(omicron)」による感染急拡大の報道を受け、その変異の多さ(合計50個余り、スパイク蛋白で32個)により、各国で警戒が強まっています。
この変異株の感染力や毒性に関してまだ多くの謎に包まれているようですが、デルタ株より強力でワクチンや治療薬の効果を低減させる可能性が高いとの予測が出ています。
南アフリカ共和国当局による迅速な対処と各国の水際対策により、まだ世界への拡散は抑えられているように見えますが、包括的なゲノム監視システムが追い付いていない国が多いので、既に流入している可能性も否定できず、今後世界的な流行に発展するかもしれません。
これに対応して、モデルナ、ビオンテック、ノババックス各社は声明を出し、必要な場合は改良した新(mRNA)ワクチンを100日以内に提供できるとしています。
既に感染再拡大となっている欧米では、オミクロン株の恐怖により、感謝祭の休場明けとなった11月26日のNYダウは、905ドル安(約2.5%下落)し、欧州主要国の株価指数も軒並み4%超下落し、週明けの今日も続落しています。日経平均も1200円超を下げました。
一部の専門家によれば、オミクロン株がの強い感染力により世界中で急速に集団免疫が進み、コロナが収束に向かうのではないかとの楽観的な予測もありますが、果たして救世主となるのでしょうか?……rangert1
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