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2025.03.28
HIMARI_wonder child
HIMARI_wonder child
世界は、暗いニュースばかりで気が滅入ってしまう昨今ですが、
今月20日、吉村妃鞠(HIMARI)さんが、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会で初共演しデジタルライブ配信されました。
彼女は2011年生まれの13歳で、アジア人としては最年少のソリストとなりました。
演目は、H.ヴァエニャフスキ(ポーランド1853年作曲):ヴァイオリンコンチェルトNo.1 fis-Moll Op.14 、抒情性と超絶技巧が求められる難曲です。
指揮を予定していた巨匠ズービン・メータが体調不良でキャンセルとなったのは大変残念でしたが、大喝采の中、彼女の卓越した演奏技術と一世代に一人とも言われる音楽的才能は世界を驚かせ魅了しました。
彼女は10歳の時、最年少でフィラデルフィアのカーティス音楽院に合格し、現在アイダ・カヴァフィアンに師事していますが、既に数々の名門オーケストラと共演をしています。
今月、英DECCA Classicsは彼女との独占契約を発表しました。5月には新譜(Carmen Fantasy) がリリースされるようです。この曲は1946年にF.ワックスマン(独)が20世紀のバイオリニストの王と称されたJ.ハイフェッツのために作曲しました。
2025年は、ピアノ界においてもピアニストの登竜門となる著名な国際ピアノコンクールが数多く開催されます。
今週から始まったパリでのロン=ティボーを皮切りに、ブリュッセル;エリザベート王妃、ウィーン:ベートーヴェン、米フォートワース:ヴァン・クライバーン、伊ボルツァーノ:フェルッチョ・ブゾーニ、ワルシャワ:ショパン、パデレフスキ等々。
新たな才能が彗星の如く現れて、世の中を希望の光と素晴らしい音楽で明るくしてくれることを願っています。…..rangert1
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