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2021.04.27
mystery101_ FACTOR X
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変異ウィルスの猛威により、今月25日から4都府県で緊急事態宣言が発令されました。
日本ではこれまでに、コロナの感染者数が57万人、死者数が1万人を超えたそうです。
しかし現在のところ、欧米諸国との比較ではコロナ感染数、死者数が明らかに少ないのは事実でその要因は、遺伝子説やBCG接種説、生活習慣など様々なことが言われてきましたが、未だよく判っていません。
渡邊昌東京農大客員教授と飯沼一元工学博士は、去年6月の米国のオンライン研究誌に「Low COVID-19 Infection and Mortality in Rice Eating Countries」という論文で、日本の新型コロナ感染者や死者が少ない理由を発表しました。
その要因はズバリ「コメ」だそうです。
渡邊教授らは、コメの消費量と感染者数の相関を5大陸19か国で統計解析した結果、負の相関関係あり、小麦消費量との関係では正の相関関係があるとのことを発見しました。
これは即ち、コメを食べている国はコロナの影響が少なく、麦を多く食べる国ほど、感染者が多いということです。
コメを食べ続けるとファーミクーティスという腸内細菌が増えて酪酸を作り、それが腸上皮のレセプターと結合して制御T細胞となって、コロナ感染後の免疫過剰反応(サイトカイン)を抑え、重症化を防ぐとともに、血液や体液中の免疫グロブリン(抗体としての機能する蛋白質)からs-IgAがつくられ、口腔内のウィルスに吸着して糞尿として体外に排出されることを指摘しています。
これがFACTOR Xであるならば、コメを主食とするアジア諸国に感染者数が少ない理由が説明できます。
ワクチン接種が遅れている日本ですが、長年の食生活が免疫全体に関係して感染や重症化を防いでくれているのかもしれませんね…..rangert1